資格・勉強

介護士が看護師資格を最短で取る方法まとめ!

Sponsored Link

はじめまして(^^)/看護師7年目(元介護士)のさっちゃんです。

介護士って忙しい割に、給料安いし上がりにくいし、看護師にえらそうにされて、

「私の方が働いてるのに、なんで看護師の方がもらってんねん!」って、なりません?

私は、めちゃくちゃなりました。なので、看護師になりました(^^♪

今回は、介護士から看護師資格を最短でなれる方法・複数の資格を同時に取れる方法・働きながらなれる方法をご紹介します☆

ちなみに、社会人・主婦の方も基本的に看護師になる方法は、介護士と同じですよ。

詳しくはこちらの記事をチェック☆

社会人(介護士)から看護師に転職した私の体験談と後悔した3つのこと

看護師の資格は最短で取れる方法

現在、最短で取れる方法は、

看護専門学校(看護養成学校)or看護系短期大学に3年

でなれます。

ただ、最短で取れる方法が、変わる可能性があります!

2021年から2年で看護師になれるかも⁈

医療・福祉業界も慢性的な人手不足。

厚生労働省が、対策として医療・福祉分野の資格取得のためのカリキュラムを一部共通化すると言っています。

参考:厚生労働省 地域包括ケアの深化・地域共生社会の実現

簡単に言うと、勉強内容が一部かぶるから、1年短縮しちゃいましょう。

ってことみたいですね。

短期間でスキルアップできる、資格のために投資する時間とお金が節約できます!

看護専門学校・短大のメリット

  1. 最短で看護師になれる
  2. 学費が安い
  3. 即戦力になる!
  4. 短大は養護教諭二種免許が取得できる

①はやく看護師になれる

看護専門学校は、3年で看護師になるために必要な知識と技術をぎゅっと詰め込んでます。

1・2年生は教室での講義もあります。最初の授業内容は、介護とけっこう被りますね。

演習でシーツ交換や移乗介助、食事介助などがあります。

施設とか、介護現場でやっていたことなので、ちょっと気が楽になりませんか?

なんなら、そのスキルを他の学生に教えてあげることもできるかもしれませんね。

3年生は、ほとんど病院実習。

患者さんと話をしたり、ケアを看護師さんと一緒にしたり、とにかく実践的に学びます。

患者さんは、高齢者が多いので、コミュニケーションもばっちり☆

②学費が安い

全日制の学校に行っている場合は、夜勤もガンガン入れないし、収入が減ってしまいます。お金のことはすごく気になりますよね。

看護師として福祉の現場でまた働きたいと思っている方は、学費の面から考えても、

専門学校・短大をおすすめしたい!!

専門学校は安いです!!

ただ、学校によって入学金や授業料は多少変わります。

例として、ある専門学校と私学の看護系大学を比較してみますと・・・

学校 入学金・授業料
看護専門学校 250万(3年)
看護大学(私学) 700万(4年)

同じ看護師になるのに、学費が3倍くらい違いますよね(-_-;)ぞっとします。

その他、教科書代・実習服・靴・交通費・病院実習期間中の交通費など…

ある専門学校は、教科書と教材費20万(3年間)別途かかるとのこと。

貯金してたとしても、あっという間になくなってしまうレベル(´;ω;`)

なので、学費は少しでも安い方が本当に助かりますよね。

③即戦力になる!

看護専門学校って、そもそもどんなところか気になりますよね。調べてみると…

医療処置や看護技術に関する実技演習や、病院実習などが多いことも特徴である。

Wikipedia

医療現場で、即戦力になれるよう実践多め!

3年生は、国家試験のギリギリまで病院実習があります。

介護士として福祉の現場で働いた経験は、病院実習でフルに活かされます!!

看護実習生はまだ、看護師じゃないから注射とか医療行為はできません。

看護学生ができることは、移乗介助や、清拭など生活援助です。

おまけに、患者のほとんどは高齢者。

壊れたレコードのように繰り返される、利用者の話を笑顔で対応してきたじゃないですか。

まさに、得意中の得意分野でしょう!!

④短大は養護教諭二種免許が取得できる

養護教諭二種免許があると、できる仕事は…

 

学校の保健室の先生・養護学校の先生

 

福祉も高齢者だけじゃありません。

障がい者施設などで働いていた方とか、興味があれば、取っておいてもいいと思います。

二があるということは、養護教諭一種免許もあります。

一種と二種の違いは、給料が低くなる(´;ω;`)

でも、仕事でできることは基本的に同じですよ。

ただし、全ての看護系短大で取れるわけではないですので、注意したいですね。

看護専門学校・短大のデメリット

  1. 看護師の資格しか取れない
  2. きつい・忙しい
  3. 看護専門学校の入学倍率が高い
  4. 専門卒と大卒の給料の差がある

①看護師の資格しか取れない

専門学校でとれる資格は、基本的には「看護師」のみです。

看護師だけでも、病院以外にも、仕事はいろいろありますよ。介護施設など福祉の現場で看護師として働くことも、もちろんできます。

でも、保健師や助産師、看護師以外の仕事にも興味がある方には、お勧めはできません。

一度看護師になってから、別で2年保健師・助産師コースのある専門学校・大学(3年から)に編入する方法もあります。

でも、せっかく苦労して看護師になったのに、また学校に入るのは、金銭的にも労力的にも負担になっちゃいますね。

②きつい・忙しい

とにかく忙しい!!

3年間でぎゅぎゅっと詰め込んでカリキュラムが組まれているので、大学生の長いゆったり夏休みとかの長期休みは存在しません。

課題とか、実習に追われて、介護施設で働きながらとか、バイトで単発入るとかでも、難しいかもしれませんね。

③看護専門学校の入学倍率が高い

介護士として働いた年数は、もちろん社会人経験になります。

なので、社会人入試で学校に入ることが可能です。

ただし、条件が、「社会人経験3年」「5年」とか、学校によって違うので、注意してくださいね☆

社会人入試は、どこの学校も定員が「若干名」

わずか数名しか合格できないということは、一般入試よりも難易度はより高くなります。

入試 倍率
一般入試 約3~5倍
社会人入試 約10~20倍

私は、社会人入試で看護系の大学を受験しました。

他の受験生は全員どこかしらの専門学校を受験していて、落ちて大学を受けに来たと言っていました。

社会人入試で、人気の専門学校に入るには、志望動機などより事前準備が大切になります!

④専門卒と大卒の給料の差がある

新卒だと、専門卒と大卒では給料の差があります。2019年度の給料の平均をみてみると、

総支給額 平均
専門卒 26万3551円
大学卒 27万1381円

 出典:日本看護協会

大卒と専門卒、初任給の差は約7800円 年間で、9万3000円くらい違います!!

大学は学費も専門に比べて、通う年数が1年多く、その分お金がかかるので、単純に投資の差かなって、個人的には思ってます。

でも、同じ仕事をしていて給料がちょっと安いのは、ちょっと納得いかないですよね。

 

2018年現在の介護士の給料は、新人で平均が26万420円

 

厚労省ホントかよ!!ってなりました。

ホントだったら、介護士もいいなって思いますが。

実際のところはどうなんでしょう??

 

ちなみに、私の介護士としての最初の給料は、手取りで10万でした(´;ω;`)

基本給は、14万。

夜勤(2交代)月4~5回入って、手取り17万もらっていい方です。

そんな感じなら、看護師になった方が断然いいですよね!

複数の資格を同時に取れる方法

看護師以外に保健師や助産師など、1つの学校で複数の資格を取りたいと考えてる方、

ゆくゆくは、大学院に行って研究とかしたいなと考えている方は、看護大学がいいです。

私も、看護大学で、今は介護福祉士・看護師・保健師と3つの国家資格を持っていますよ☆

看護大学のメリット

  1. 看護師以外に保健師・助産師・養護教員など複数の資格が同時に取れる
  2. 根拠に基づいた考え方が身につく
  3. 看護以外の教養科目も勉強できる
  4. 給料が専門より高い

①看護師以外に保健師・助産師・養護教員など複数の資格が同時に取れる

4年間で看護師・保健師・助産師3つも国家資格が取れるのはホントにすごいこと!

場合によっては、養護教諭二種免許もとれたりするので、看護師になって病院で働く以外の選択肢がぐっと増えます。

 

「自分で介護施設作ろっかなぁ」なんで考えている方!

 

看護師があれば、利用者さんが転倒して動けないってなったら、救急車を呼ぶべきか、応急処置はどうするかなど医療的判断ができます。

さらに保健師があれば、ノロウイルスの集団感染とかにならないように、予防策を他の職員や利用者に周知してもらえるように、公衆衛生の知識が役立ちます。

資格は多い方が、いろんな視点を持てるので、自分の理想の施設作りに役立つでしょう。

②根拠に基づいた考え方が身につく

大学では、看護研究の論文読んだりして、根拠を常に考えます。

卒論で看護研究をします。専門や短大もしますが、大学は約1年かけてするので、割としっかりしますね。

看護師の倫理網領があって、

「看護師としてこういう行動をとりましょう」

みたいなことが15個書かれています。

その中の一つがこちら。

看護者は、研究や実践を通して、専門的知識・技術の創造と開発に努め、看護学の発展に寄与する。 引用:日本看護協会

「よりよい看護を提供するために、看護研究をしましょう」

って、言ってます。

病院に就職したら、もれなく看護研究がついてきます☆

私は、大学の卒業研究で「介護施設で働く介護士と看護師をお互いどう思ってるのか」って、テーマで研究しました。

よく介護士と看護師は仲が悪いなんて言います。

私も、働いてる時はあまり看護師さんにいい印象はありませんでした。

他の施設でもそうなのかずっと気になってました。

看護研究を通して、気になってたことが調べられたのはとてもよかったですね。

看護研究はめんどくさいです。

でも、気になってたことが解決できるし、仕事も根拠を分かってやる方が、自信を持って堂々とできると思います。

③看護以外の教養科目も勉強できる

大学なので、専門科目以外にも教養科目があります。

授業数は少ないですが、体育・英語の授業もありました。

パソコンの授業もあり、ExcelやWord・PowerPointの使い方も教えてくれます。

今は、表作る時はExcel使うし、勉強会するときはPowerPointで発表したり、とにかくパソコン使うので、役立ってますね。

④給料が専門卒より高い

専門卒より大卒は月々の給料なら約7800円高いです!

あと、もし保健師や助産師も同時に資格がとれた場合、資格手当がプラスでつきますよ☆

私が、働いていた病院は、保健師の資格手当で毎月5000円ついてました!

ただし、病院によっては資格手当がつかないこともあります。

今、働いてる民間病院は残念ながら、ついてません( ノД`)シクシク…

保健師として働いてないから、だそうです。

ちょっとでも、もらえるものはもらっといた方がお得ですよね(^^♪

看護大学のデメリット

  1. 学費が高い
  2. 実践的でない
  3. 勉強する分野が幅広い
  4. 看護系の大学が増えすぎて選ぶのが大変

①学費が高い

大学 入学金・授業料(4年間)
国公立 242万5,200円
私学 約700~800万

国公立は、入学金と授業料が一律で決まっています。

公立・市立もほぼ似たような金額です。専門学校とあまり変わりません。

どうせ入るなら、学費の面で見ると国公立や県立・市立がいいですね。

入学金と授業料だけなので、実際はもっとお金はかかります。

私は、私立の大学でした。1年で180万が学費に消えてしまうのです。

毎日お金のことばかり考えてました。

学費を振り込むときは、銀行の前で胃が痛くなるし、小腹が空いても30円のブラックサンダー買うかどうかでかなり悩んだりしてました(´;ω;`)ウッ…

実は、学費が免除される方法なんかもあります。

入る前によくよく調べてお金にゆとりを持って、看護師になるための勉強をしたほうがいいと思いますよ☆

②実践的でない

専門学校に比べると実習時間は少ないですね。

採血や注射の練習も人形を使ってだし、働いてから初めて患者さんにすることが多いです。

初めて患者さんの採血したときは、採血する血管を決めれなくて、しばらく患者さんの腕をさすってました。

「血管出てこーい」って祈りながら。

特に、大学病院とか大きいところに就職して、配属先がICUとか手術室だったりすると、研修医が点滴とか注射など処置をするので、看護師はほとんどしないなんてこともあります。

私は、男の人の尿道バルーンを入れるのも、民間病院に転職するまでしたことありませんでした。

③勉強する分野が幅広い

4年で看護師・保健師・助産師を同時に取ろうとすると、勉強量は恐ろしく多いです。

特に、助産師は成績上位の人しか受けれないコース。

助産師は4年生から授業がスタートして、看護師の実習以外にお産の実習もあり10人赤ちゃんをとり上げないと実習が終われません。

夜中とか朝方にお産あるので、病院に泊まり込んでやってて、すごいしんどそうでした。

苦労に苦労を重ねて、助産師になれたのはたった5人!

「助産師にどうしてもなりたいんだ!」って、気迫がないと4年間でとるなんてできないんだなって、思いました。

ちなみに、助産師・保健師は看護師資格がないと機能しません。

看護師落ちて、保健師受かったなんて人もいたけど、それじゃ看護師としても保健師としても働くことはできないので、しっかり国家試験の勉強はしといた方がいいですよ!!

④看護系の大学が増えすぎて選ぶのが大変

全国で看護系大学は、国公立・公立・市立・私立合わせて、でなんと!!!

263大学もあるんですね。(H.30年現在 文部科学省調べ)

どこでも大学を選べる状態なら、やっぱり国公立に行きたかったですね。

学費が安いし!!

私は、国公立は諦めてしまいました。というのも、受けたいところの社会人入試の条件が、

  • 25歳以上
  • 社会人経験5年以上
  • 英語の小論文

英語苦手すぎて断念しました。英語もっと勉強しておけばよかったなぁと思います。

私学も学費は高いですが、新しいところが多いので設備が最新だったりして、そこは良かったと思います。国公立とか古いところが多いので。

働きながら看護師の資格を取った体験談

准看護師になるには、専門学校をまず2年行ってから、試験を受けてなれます。

その後、さらに全日制なら2年・定時制(昼・夜間)なら3年で看護師になれますよ。

ちなみに、通信制も2年で取ることができます。

ただし、准看護師として病院など医療現場で7年以上働いた人が対象となります。

厚生労働省は介護福祉士・准看護師の資格の統合を進めていくことを検討しているようなのです。

個人的には、医療行為はできないけれど、介護士として働いて、看護師にストレートでなる方がいいのかなと思います。

参考:全国厚生労働関係 部局長会議資料(H30)

働きながら看護師を目指すメリット

  1. 実践が身につきやすい
  2. 給料をもらうことができる

①実践が身につきやすい

今の職場の人は、主婦でしたが准看護師の資格を取って、今病院で働きながら看護師を目指しています。週3回学校へ行っています。

医師会とかは、准看護師から看護師を目指してなる人が多いイメージがあります。

病院実習で見かける人は、30~40歳代の女性が多い感じがしました。

専門学校や大学は、実習以外に病院などの医療現場で学ぶことができません。

働きながらだと、患者さんへの採血や注射の技術だけでなく、患者さんの観察ポイントなどより実践的に学ぶことができるので、看護師になったときにより即戦力になりますね。

②給料をもらうことができる

病院で働くので、給料が発生します。収入源があるのは、安心感が違います。

今は、病院も看護師になることを応援してくれていることが多いので、

看護師学校の学費を免除してくれるところもあります。

准看護師として働いて、看護師になった後もその病院で働くことが条件になりますが。

ちょっと違いますが、私も病院の奨学金を活用していました。

大学なので、4年で240万。

4年間(借りた年数)その病院でお礼奉公すれば、240万は返金不要!!

(途中で辞めたら、即金で返さないといけないです)

返さなくていいってのは、とても魅力的でした°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

その上、就職先も自動的に決まってるから、就職活動もそんなにガツガツしてくていいから楽でしたね。

でも、自分が長く働ける場所かよくリサーチしてから、病院の奨学金を活用してみるのも、いいと思いますよ。

働きながら看護師を目指すデメリット

  1. 働きながらだから、しんどい
  2. 勉強する時間がない

①働きながらだから、しんどい

学校と仕事の両立は単純に忙しいです。

病院の仕事は、移乗介助とか介護の仕事とかぶることもたくさんあって、体力を使います。腰やられますので、コルセットが必須!!

腰をやられながら、休みの日も学校の課題をしなくちゃいけなかったりと、自分の時間や休む時間が少なくなりますね。

②勉強する時間がない


病院での仕事は、体力も消耗しますが、精神的にもしんどくなってしまうことがあります。先生に怒鳴られたとか、いろいろ大変ですよね。

看護師の勉強だけじゃなくて、働いてる病院の仕事も覚えないといけないし。

仕事しながらなので、勉強するまとまった時間がとりにくいです。

日々の課題だけじゃなくて、定期テストや最終目標の国家試験もあります。

隙間時間をみつけて計画的にしないと挫折してしまいます。

「しんどいから、看護師やめた」

と、途中で学校を辞めてしまう。

なんてもったいないことにならないように、注意が必要ですね。

Sponsored Link

まとめ

いかがだったでしょうか。介護士から、看護師になる方法を3種類ご紹介しました。

介護が給料上がるって言ってるけど、やっぱり看護師の方がまだ給料高いと思うし、なにより医療行為ができることは、利用者さんのためにできるこが増えるので、いいなと思います。

あなたにぴったりの看護学校が見つかりますように。

そして、ステキな看護師ライフを送れますように、お祈りしています☆

Sponsored Link