どうも!看護師8年目さっちゃんです(^^)/
私は、現在民間の2次病院で働いています。
⚡️ “「新型コロナ」で不足、防護服 消毒液も ~治療薬はいつ?~”https://t.co/LdFIJ4Xnkt
— 時事メディカル (@jijimedical) April 15, 2020
新型コロナウイルスのことで、病院に供給されるはずのマスクをはじめとする仕事道具が、コンスタントに供給されなくなり、大変困っています。
どんな感じで物ないのか現状をお伝えすることで、医療現場に少しでも多くのマスクや防護服が供給されて、医療者が安全に医療を提供できるようになればと思います。
マスクがない

2月下旬 マスク使用は1日1枚
病院へマスクの仕入れが困難になり、現在の在庫でやりくりしないといけない状況に。ただし、吸引の処置をした後は、師長さんに報告して新しいマスクに交換が可能。
無意識で何度も外してすぐ捨てそうになるのをこらえる(;´Д`)
外したら、ペーパータオルにマスクを挟んで袋に入れておいて、次使う時はそこから出して使用。
入り口にマスクの自販機があったけど、1人1枚に制限される。(1人の患者さんがガチャガチャするみたいに連続でマスクを買いまくってたりしてた)
3月中旬 マスクがペラペラになった
今まで使ってたマスクがいつ入るか分からないから、ニプロのマスクへ変更。
大手だからきっといいやつだと思ってたら、ペラペラでそのままつけると口が見えそう(>_<)
ガーゼを間に挟んで使用。でも、口の周りがソワソワするし、息苦しいし、耳のところが痛いしつけ心地は最悪。
マスク自販機は欠品。医療売店も不定期でマスクの入荷があるがすぐに完売。職員がマスク買おうとしたら、なぜか売店のおばちゃんににらまれる。
ホントにいるのは私たちなんだけど。。。
3月下旬 マスクの支給が1週間に1回の配給制になった
月曜日にメールボックスに封筒に1枚マスクが各自支給されることになりました。ガーゼは1日2枚使用可能で、中のガーゼを交換しながら1週間耐えるシステム。
もはや清潔不潔と言っている場合ではなくなってしまった。
ただし、今まで同様汚染があれば、師長さんに報告して交換可能。
バイトの先生とか気軽にマスクを使おうとするので、「医局から取ってきてください」がみんなの口癖になってる。
アイガード・防護服がない
3M社様より、マスクにくっつくアイガードをいただきました。トランプ大統領の意向で、もう3M社のN95は日本では手に入りませんが、大切な従業員を守るため、アイガードは非常に助かります。ありがとうございました😊#コロナウイルス #コロナ #corona #ウイルス #ウィルス #Virus #infection #滅菌 pic.twitter.com/XcJ15bm0c0
— 桑名COCO歯科・矯正歯科 (@kuwanaCOCO) April 14, 2020
4月
外来で発熱・呼吸器症状がなく別の症状で受診した患者さんが、CT撮ったら両側すりガラス状の肺炎像があったという事例が続けてありました。
患者さんはマスクを装着しておらず、看護師などスタッフへの感染のリスクが高く、PCR検査結果を待つ日々が怖くて仕方ありませんでした。私は、小さい子どももいるので「自分が感染源になって子どもに感染させてしまったら」と気が重かったですね。
その一件があって、一般外来も看護師医療事務スタッフ全員アイガードを装着することに。でも、数が足りないし新たに入荷するかも分からない状況。汚れるまで、アルコール綿で拭いて使うけど、すぐ曇るし、マスクにピタッとつけるタイプなので簡単にはがれてしまって不便すぎる(ノД`)・゜・。
とりあえず、100均やホームセンターに売ってる花粉症対策の透明のゴーグルを自腹で買ってつけてます。
さて次の案件です(N95は当然継続募集)
病院では感染症対策用の「防護服」が僅少に。
ガウン、プラスチックエプロン等と呼び水を弾く素材ならOKとのこと。
ビニール袋をかぶるか、という話まででていらっしゃる様子。
どこか作ってくれそうな企業様を知ってたら、直接聞いてみてくださいませんか? pic.twitter.com/4HvgBrDBa3— “最前線にマスクと防護具を”実行委員会 (@covid19maskjp) April 10, 2020
当然、救急車で来た人は全員防護服を着て対応になったし、発熱やコロナを疑う人と接したら、使用後は破棄するので、何枚も使用が必要。あっという間になくなりそうな感じ。
アルコール消毒がない
アルコール消毒をするしろまる pic.twitter.com/L5zh5jCpND
— いしいともこ🍙しろまる@おうちで過ごそう🏠 (@tomoko_stamp) April 11, 2020
3月
アルコール消毒の在庫が少なくなってきて、外来中のみ受付に患者さんが使用するアルコール消毒を置くようにしていた。
ショッピングモールとかもアルコール消毒の盗難とかあったので、盗難予防の意味もあります。
4月
アルコール消毒の入荷のめどが立たないので、患者さんのアルコール消毒の使用を中止。
手洗いをしてもらう張り紙を出す。
患者さんに触れる前後には必ず、アルコール消毒をしています。使用頻度はほんとに多いので、これは辛いです。急いでる時とか、毎回手洗いなんてしてられない。
今後なくなるかもしれないもの
手袋
職場のお母さんが訪問看護師をしていて、「マスクがなくなるかもしれないから買って!」
と言われて、ネットで大量購入したらしい。マスク・アイガード・防護服、、、医療者の身を守るものがどんどん品薄になってるから、次は手袋。充分に考えられますね。
消毒類(アルコール消毒以外)
アルコール消毒以外にも、一般の薬局に傷に消毒するマキロンとかが全然ないらしい。外来で患者さんが「全く売ってない」と、ぼやいていた。
「傷の消毒はコロナと関係ないんじゃない?」って、なったけど。冷静じゃない人が多いからとりあえずアルコール消毒ないからなんか買っとけ!って感じになってるのかなって思った。
まとめ
今医療現場で足りなくて非常に困ってるもの。
- マスク
- アイガード
- 防護服
- アルコール消毒
これから足りなくて困ることが予想されるもの。
- 手袋
- 消毒薬(アルコール消毒以外)
マスクはじめ身を守るものがなかったら、私たち医療者も簡単に感染してしまいます。感染したら、病棟や外来が閉鎖、コロナ以外の病気で治療中の患者さんも大変困ります。海外でもよくいってる医療崩壊が身近で起こります。気軽に病院に受診できなくなるんですよ。
自分たちの身を守るため、マスクや、アルコール消毒をたくさん買いたくなる気持ちもよく分かります。
でも、医療者でないのなら家から出ないことが今は一番の感染対策なると思います。
私だって、医療者じゃなかったら引きこもりたい。でも、できないから少しでも安全に仕事ができるように病院にちゃんと防護グッズが支給されるように協力してほしいです。